長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

人に投資する

 今日、取引先の銀行の支店長が突然お越しになられた。何か用事があった訳ではないが、雑談の中で一致したのが人を育てる事が急務だという事だった。
 何年か前、日本経済にリストラの嵐が吹き荒れたことがあった事は記憶にあるだろう。当時の、日本はリストラをこぞって推進し、新規採用を控えた。その結果、殆んどの業界で現在核とならねばならぬ、30代の社員がすっぽり抜け落ちてしまっているのだ。
 確かに、経費節減、コストカットは大切な事だが、実はその対極に投資という視点があることを忘れてはならない。経費節減、コストカットはムダをそぎ落とすという意味であり、一方ではコストカットをしたものを成長するための投資に回すことで企業は成長するのだ。
 人への投資は投資の最たるもので、企業は人により支えられ、成長することは間違いの無い事実だ。その核となる人に投資できないことは、企業の衰退という言葉に等しい。
 民主党が行った事業仕分けはまさしく、重箱の隅を突くようなコストカットであったと言わざるを得ない。その対極にある投資による成長戦略を作れなかったことが今の日本経済の有様を示している。
 足し算、引算の経営では成長することは難しい。投資は掛け算の経営だと私たちは考えている。人を育て、育てられ強力に成長できる企業像を目指したい。
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