長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

理念と財務力

 理念と財務力は定性的なものと定量的なものと言っても良いだろう。企業が何故存在するかを文章にしたものが企業理念である。企業理念は企業の根幹をなし、企業活動はそれを実現する為にあると言っても間違いではない。
 そして、財務力は定性的な企業理念を定量的に支える為に非常に重要なのである。理念の経営は企業活動の根幹であり、ここを押さえている限り企業活動がぶれる事は先ず無いだろう。
 中小零細企業は理念の経営と財務力がアンバランスであることが少なくない。理念の経営は経営者にとって理解しやすく、原点に立ち戻る事が出来る。したがって、理念の経営に偏りすぎるきらいがあるのだ。
 しかし、財務力はある意味非常に取っ付きにくく、この部分が弱くなりやすい。特に経営者は自らの専門分野には明るいが、財務力に対する理解はお世辞にも強いと言えないケースが少なくない。私たちの企業も例にもれず財務力が弱いと言わざるを得ない。
 これまで、大きくなった企業は理念と財務のバランスが取れているのだ。本田技研本田宗一郎藤沢武夫のコンビは間違いなく理念と財務の両翼をなした。
 気づきを得る事は変革の機会である。私たちはまさにそのタイミングにあるのである。
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