長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

本当の意味で現場が分かっていなかった・・・

 今日は午後から開発会議に臨んだ。開発案件は企業の将来の夢だ。しかし、自分たちの夢で終わってはならないのだ。
 その案件は何故開発するのか、それを開発する事で何を解決しようとしているのか。そして、そのプロセスにおいて自らの都合の良い結果に誘導してないだろうか。
 実はエンジニアや研究開発を行う人間に最も大切な資質は、第三者の視点で自らの開発案件の評価が出来るか否かなのである。自分の予測した論理に近いデーターが得られると、それを自分の都合の良い様に解釈し、誘導してしまいがちだ。
 さらに、お客様の視点で開発を進めなければならないのだが、これも思い込みで進めてしまう傾向にある。
 これまで、私たちはお客様の視点で様々な機器を開発してきたつもりだが、実は本当の意味で現場が分かっていなかった。いや、分かろうとしなかったのかも知れない。
 今日の開発会議で消防官OBのお話を聞き、如何に自分たちが現場を分かったつもりだったのかを知る事が出来た。
 お客様の立場に立つ、お客様の視点でもの事を考えるというのは自己満足であってはならないのである。
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