夢を現実のものとする

　過日、地元繊維メーカーの経営陣６名が弊社にお越しになられた。消防ポンプメーカーと繊維メーカーの接点など想像もつかない。
　しかし、現在では繊維メーカーは幅広く事業を展開している業種のひとつだ。事業を多角化している様に見えるが、その殆どがコア技術を中心に発展させたものだ。
　私は大学時代にある新素材の基礎研究をしていた。今では様々な部分に使われるようにはなったが、当時（３０年前）はまだまだ使用される分野が限られていた。
　前述したように現在では幅広い分野で使用されるようになったが、まだまだ実用化され難い原因は、高すぎるコストや、加工が難しい事、そして強度部材としての使用にはノウハウがいる事が上げられる。
　しかし、何事も困難だ、難しい、大変だ等と言っていては前に進まない。イノベーションとは１％の可能性に目を向け、それを追求し、その１％の可能性を語りつづける事が出来る人間により成し遂げられるのだ。
　多くは９９％の出来ない理由に目を向けそれを語り続ける。そこには夢など無い。
　夢を現実のものとし、お客さまの役に立てることが私たちの誇りである。

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