長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

アンパンパンのマーチと特攻隊

 アンパンマンは子供たちにとっては身近なアニメである。その主題歌のアンパンマンマーチは軽快なメロディーで口ずさむ事ができるほど良く知られている。
 実はこれまで、この歌詞についてはあまり気にかけた事がなかったのだが、よく読んでみると非常に深い意味を持っている事に気づく。
 作者のやなせたかし氏はこのアンパンマンをどの様な思いで製作したのだろうか。それは本人にしか分からない事なのだろう。
 しかし、やなせ氏の実弟が特攻隊員としてフィリピンで戦死している事実や、彼自身が従軍中、戦後に食糧不足による極度の空腹を体験したこと等を考えると、その思いがアンパンマンアンパンマンマーチの中に込められているような気がしてならない。
 そんな背景を踏まえて、アンパンマンのマーチの歌詞を見つめてみると、こみ上げてくるものがあるのは、多分私だけではないだろう。

 アンパンのマーチ   作詞 やなせたかし

 そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
 たとえ胸の傷が痛んでも
 何の為に生まれて 何をして生きるのか
 答えられないなんて そんなのは嫌だ!
 今を生きることで 熱いこころ燃える
 だから君は行くんだ微笑んで
 そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
 たとえ胸の傷が痛んでも
 嗚呼アンパンマン優しい君は
 行け!皆の夢守る為
 
 何が君の幸せ 何をして喜ぶ
 解らないまま終わる そんなのは嫌だ!
 忘れないで夢を 零さないで涙
 だから君は飛ぶんだ何処までも
 そうだ!恐れないでみんなの為に
 愛と勇気だけが友達さ
 嗚呼アンパンマン優しい君は
 行け!皆の夢守る為
 
 時は早く過ぎる 光る星は消える
 だから君は行くんだ微笑んで
 そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
 たとえどんな敵が相手でも
 嗚呼アンパンマン優しい君は
 行け!皆の夢守る為
 
 アンパンマンのマーチの中にある『何の為に生まれて 何をして生きるのか』・・・・これを探す旅が人生なのかも知れない。
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