長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

消防車メーカーとしての責任

 お客様とお話をしていると、沢山の気づきがある。特に消火活動の現場での経験はとても参考になる。
 また、お話しの中から、私たち消防車メーカーの使命は、消防車両を製造する事だけではなく、使用方法、メンテナンスを含めた様々な情報提供を行う事であり、それが十分に足りていない事に気づく。
 消防車両は製造し、納車する事で私たちの仕事が終わる訳ではないのだ。使用方法、メンテナンス、装置の特性等についても、その度ごとに情報提供を行う必要がある。
 特に新しい機構や、装置を提案する際は、その全体像からメリット、デメリットをご説明する必要がある。機器類には必ずと言ってもよい程、ネガティブな部分が存在するはずである。それを含めた情報提供は、情報自体がネガティブでも、正確に伝える事で、お客様の信頼を得る事に繋がる。
 あれが良い、これが良いではなく、この製品はお客様にとってどう役立つのか、どんな問題を解決できるのかが大切である。自分たちの都合で製品を提案しても、現場では通用しないのである。
 私たちは消防車メーカーとして、お客様の活動を消防車づくりの角度からサポートしなくてはならない。それが私たちの責任であり、誇りであり、使命なのである。
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