長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

バランスの持つ意味


 奇跡のリンゴ木村秋則氏は無農薬でリンゴの栽培に挑戦した10年間で、全ては生態系のバランスがキーワードだったと気づいた。
 自然を構成するものに不必要なものはひとつも無く、全ては役割を負っている。私たち人間が害虫と呼ぶ虫も、実は自然にとっては必要なものである。害虫とは人間の都合で呼ばれているに過ぎないのだ。
 最近Face Bookをにぎわしている映像がある。日本人女性が究極のバランス技を披露している映像である。最初に小枝の上に鳥の羽を置き、バランスさせる。
 さらに、それをもう一本の木の上にバランスさせ、少しずつ大きな枝を用いながらこれを繰り返す。そして最後には長さ2mもあろうかという木の棒の上に全てをバランスさせるのである。
 女性が最後に、鳥の羽を取り除くと全てのバランスが崩れ、それは崩壊してしまうのである。アートとして見れば驚異的なバランスだが、これには大きなメッセージが隠されている。
 そう、地球上の全ては微妙なバランスで構成されており、私たちが軽視するものすら、取り除かれれば全てのバランスは崩れてしまう。そして、自然のバランスの恐ろしさは時間軸が長いということだ。
 この映像の羽根を取り除いた時のように瞬間的に崩壊するのではなく。私たちが気づかないうちに、ひたひたと足音を立ててそれがやって来るのである。私たちはそろそろ気づかなくてはならないのかも知れない。
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