努力する人は希望を語る
『努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る』と言ったのは作家、井上靖氏である。
心理学者のK・アンダース・エリクソンはベルリン音楽アカデミーで学ぶバイオリニストを三つのグループに分けてある調査をした。
一番目は世界的なソリストになれる可能性をもつ学生。二番目が優れた、という評価を得られた学生。そして、最後がプロになれそうにない学生である。
そして彼らに、はじめてバイオリンを手にしたときから、これまで何時間、練習してきたかを尋ねた。
一番目の学生はバイオリンを始めてから10000時間、二番目の学生は8000時間、三番目の学生は4000時間程だった。これは、プロとアマチュアのピアニストにも同じ傾向が見られたのである。
結論として、世界のトップレベルになる人物は時々努力をしているのではなく、圧倒的に多くの努力を重ねているのである。これは仕事にもいえる事だ。
そして、世界に通用する人物に共通するひとつの数字があることが分かったのだ。その数字は、10000時間である。
野球、サッカー、剣道、空手、ピアノ、バイオリン、ビジネス等、世界レベルに達する為には近道など無く、圧倒的な努力の下に、それは可能になるのである。
したがって、上手くいかないのは環境のせいだ、誰かが悪い等と不平不満など言わずコツコツと努力をする人でありたいと思うのである。
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