長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

私たちは何故ゴミを拾う事にこだわるのか(その2)

 これまで、幾度となく社内のゴミを拾う事の重要性を説いてきた。これまで、様々な企業を訪問する機会を得たが、社内や製造現場が整理整頓され、ゴミひとつ落ちていない企業は間違いなく良い企業だ。
 ゴミが落ちている事と、業績がどう関係あるのか、と思う人もいるだろう。問題はゴミが落ちている事そのものではなく、それを認識していながらゴミを拾わない心に問題がある。
 そこには、自分が拾わなくても誰かが拾うだろう、という依存心があり、それは全ての面に出てくるものだ。
 例えば、ゴミを拾わない企業は、洗面所が水浸しになっている、煙草の吸殻が山盛りになっている、トイレが汚れている、コピーの紙が切れていても誰も補充しない、借りた文房具を元に戻さない、など、誰かがやるだろう、私の仕事ではない、他の人もやっているじゃないか、という自己中心的な考え方をする社員が多いものだ。
 すなわち、仕事にもそれが顕著に表れ、大切なお客様を失う事に繋がる。私たちの企業が、出来ているかと言えば疑問だが、少なくとも、これからもゴミを拾う事にこだわり続けていこうと思っている。
 一事が万事、人間とは器用に使い分けが出来るものではないのである。
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