長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

価値で勝負する

 なぜ、それを開発するのか・・・
 お客様の問題を解決し、消防車の製造を通じて社会に貢献する為である。
 デフレ現象に翻弄された日本経済は、転換の時を向かえようとしている。デフレ経済はモノの値段が下がり企業の収益を圧迫する。モノづくりにおいて原価をゼロにすることなど出来ないからだ。
 デフレ経済の下でも、お客様が価値があると判断したものは高価なものでも売れていた。私たちが開発を進めるものは、常にお客様の立場に立ち、役立つものでなくてはならない。
 自己満足であったり、差別化する事だけに心を奪われてはならない。差別化の前提は、お客様に役立つか否かである。
 安価という価値だけを、売りにしてきたものや、自己満足のものづくりは、ことごとく消滅して来たはずだ。
 あの、クロージングブランドのフリースは販売当初は、その安さにお客様は飛びついたが、ワンシーズンで全く使えなくなってしまった。しかし、今はどうだろう、安価という価値に品質やデザインをプラスした事で市民権を得た。
 価値とは、お客様に対するこだわりと、思いやりにより創出されるのだ。価値で勝負するという事は、思いやりで勝負する事に他ならない。
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