長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

一ミリの違いを感じる

 今朝、スピードスケートの選手が履いているスケートシューズについてのテレビ放映をたまたま目にした。通常はスケートシューズは、足にぴったりにつくるらしい。
 しかし、スピードスケート日本代表のある選手は普通のスケートシューズより若干大きくつくるのだそうである。
 その若干とは2mmでは大きいそうで、1mmだけ大きくつくる。そして、シューズの内側の踵よりの革を柔らかいモノにしているのだそうだ。
 そうする事で、先ずは5本の足の指が使えるようになり、そして、コーナーリングがシャープになるとの事であった。そんな、微妙な感覚を感じ取れるアスリートの感覚に驚く。
 そして、その要求を寸分たがわず実現させるシューズ職人の腕に感服したのであった。
 私たちのつくる消防車両も、地域の特性に合わせ専用設計されるが、この世界には遠く及ばない。
 アスリートの記録を陰で支える、高度なものづくりの技術がMade in japanである事を誇りに思うし、この手の技が連綿と受け継がれる事を、ものづくりの一端を担うものとして願っている。
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