仕事を楽しむ

　先日、弊社を訪れた大手自動車会社の技術者は、私たちの仕事を見て、『羨ましい・・・』と仰られた。
　やはり、大きな企業になれば、車の開発において、自分ひとりで設計をする事など出来ない話だ。
　必ず分業制となりエンジン、車体、内装、サスペンション・・・等、多くの人たちが係わって一台の車を作り上げる事になる。
　しかし、私たちは現在、設計担当者が一台の消防車両を設計している。複雑な仕様書を読み込み、まさしく専用設計をして、一台の消防車両をワンオフするのである。
　考えてみれば、こんなに恵まれた、やりがいのある仕事は少ないだろう。確かに、担当者に掛かる負荷は相当なものだが、しかし、その先には達成感と、お客様にご満足頂けるやりがいがある。
　仕事は、苦しんでするのではなく、楽しむことが上手く進めるコツなのだ。見方によっては羨ましいと言われ、見方によっては大変だと思う。
　どちらも正解なのだろうが、物事考え方次第だ。ポジティブに考えれば結果は圧倒的に良い事は、皆さんすでにご承知だろう。