残心・・その２

　昨日のブログに、残心について書いた。今日、改めて読み返すと、日常生活のいたる所で残心を実践していると思ったのである。
　洗面所を使った後、自分はきれいになったが、洗面所が汚れてしまっては意味が無い。これも残心である。
　コピー用紙が切れてしまったのに補充しない、これも残心が出来ていないと言える。お客様がお帰りなるとき、お客様が見えなくなるまで、見送る。これも残心だ。お茶席で、ふすまを閉めるときひと呼吸置き、そして閉めた後に余韻を残している。これも残心である。
　日本の生活習慣には様々な所で残心をみる事が出来る。
　先日、開催されたワールドカップで、日本の負け試合であったにも拘らず、日本のサポーターがスタジアムのゴミを拾った。
　この行為もまた、残心なのである。すなわち、武士道精神を私たち日本人は実践していると言えるのではないだろうか。