確かなこと
『君は空を見てるか・・
風の音を聞いているか・・
一番大切なことは、特別なことではなく、ありふれた日々の中で、君を今の気持ちのままで見つめていること・・』
小田和正が、書いた詩の一節である。
この曲は、誰に向けた曲なのだろうと訪ねられ、歌詞を何度も繰り返し聞いていると、自分の娘が嫁いで行くときの男親の気持ちを歌っているのではないかと思った。
この歌は、コマーシャルソングに使われており、テレビから流れてくる歌声を何度も聞いていた。
でも、聞いていたのではなく、聞き流していたと言った方が間違い無いのだろう。また、同じ歌でも、それを聞く年代が異なるだけで感じ方が大きく変わる。
自分の環境に照らし合わせて、それに合致する時、その歌は、その人にとっての歌になるのである。
未来は、不確かなことばかりだが、愛情はどんな環境の中でも確かなものなのだと信じたい。