長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

職人気質からプロ気質へ

 職人気質は、ある一面では、物事を妥協なくやり通す仕事にはなくてはならないものだ。私たちは、その職人気質のおかげで品質の高い消防車両を世の中に送り出すことができた。
 しかし、もう一方の見方をすると、職人気質が、お客様の立場に立ったものの見方ではなく、自分の視点で物事を進めてしまうという危険性もはらんでいる。
 一番確かなのは、職人気質とお客様が求めるものが一致していることなのだ。常に、市場の反応を敏感に感じ取り、お客様が何を求めているのかを理解し、自分の感覚とのズレを修正できる事をプロ気質という。
 独善的なものづくりのたどる道は、火を見るよりも明らかだ。お客様の声に耳を傾け、プロ気質をもって、真摯なものづくりに取り組んでもらいたい。
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