長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

問題の本質を捉える

 毎年この時期は、製造本部のスケジュールはタイトになり、多忙を極める。様々な問題が発生し、その解決に右往左往することになる。問題は発生するものだ。大切な事は問題の本質を捉え再発を防ぐことだ。
 仕事は、後手後手に回ってはならない。先手先手と仕掛けるのが正しい。
 問題を問題が発生した部門だけで捉えようとすると、本質が見えない事がある。仕事は、すべてが繋がっているから、川上から全体をながめる必要がある。
 工程が遅れるのは、必要なタイミングで必要なものが届いていないからだ・・・それも事実だろう。ではなぜ、届かなかったのか。発注のタイミングが遅れたからだ・・・それもまた事実だ。ではなぜ、発注のタイミングが遅れたのだろう。製造図が間に合わなかったから・・・それも事実だ。
 ではなぜ、製造図が間に合わなかったのか。部品の標準化を進めていなかったから・・・では、部品の標準化はいつから取り掛かっていたのか?
 標準化を標準化するとしか捉えていなかったとしたら・・・、実はそれが工数全体に影響があることを仕事のプロセスの中で理解していれば、期限を設定し、やりきらなければならない事が理解できたはずだ。
 問題を全体から捉え、本質を見極めよ。起こったことは解決し、そしてその経験をもとに成長して欲しい。
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