伝統の慰安会

　弊社では、業界の構造的な都合から繁忙期と閑散期の差が大きく、生産の効率に影響が出てしまう。丁度、この時期は閑散期となり、あの目が回るような毎日からしばし解放される。
　そこで、という訳ではないのだが、この時期は伝統の慰安旅行が開催される。基本的には全社員が参集し、旅行へ行くのだが、ここ最近は県内の温泉が多いようだ。
　以前は、三年に一度は、みんなで海外へという事もあったのだが、昨今の事情でなかなかそうは行かなくなってきた。
　ただ、最近は慰安旅行には行かない傾向にあると聞く。ジェネレーションが大きく変わり、ライフスタイルの変化から、若い人たちはあまり好まないのだろうか。
　ある意味、高度成長期の産物のようなものかもしれないが、弊社の伝統として続けられる間は続けていこうと思う。
　昔は、こんな機会にその人となりを知ることができたものだ。今日は、みんな弾けて楽しんで欲しいと思う。

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