隗より始めよ

　以前、『先ずは隗より始めよ』という記事を書いたことがある。
　これは、中国のことわざであり、大事を行うには、先ずは身近な事から始める例えとして用いられている。
　私たちも、中期経営計画の達成に全力を挙げて取り組んでいるが、その前提として、『先ずは、隗より始めよ』なのである。
　そう、身近な事とは、凡事である。挨拶をする、何かしてもらったらありがとうと言う、ごみが落ちていれば拾う、机が汚れていたらさっと掃除をする、など当たり前の事。
　仲間が、働きやすいようにちょっと配慮をする。次の仕事の事を考えて、自分の仕事をする。
　相手を尊重し、言葉をかける、など、人として当然の事。
　先ずは、隗より始めよ。実は、この定性的な事こそ、定量的な数字を支えていることに気づかなければならない。

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