長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

自己陶酔しない

 私たちは、常に外的変化にさらされ、その都度様々な判断を行い企業を前進させていかねばならない。
 企業経営には、定性的な部分と定量的な部分が両輪として存在している。定性的な部分は、企業理念、経営哲学、さらに凡事徹底の様に精神的な事である。これは一番取り組みやすいが、結果を数値化できないため、その進歩を測る事が難しい。
 この部分に頭を悩ませ、さらに様々な試みを行っている経営者も少なくないのだろう。しかし、この部分にのめり込みすぎると、自己陶酔に陥ってしまいやすい。かく言う私もその典型だった。
 確かに、企業理念は私たちの企業活動の根幹であるが、その定性的な表現を定量化する為にはどうするのか。決算を自ら打つ必要はないが、正しく決算を打つ知識はあるか。それは、税理士に任せています、などと言ってはいないか。
 経営に必要な基本的な係数の知識はあるか、等、定性と定量は両輪でなくてはならない。一時、いろんなところから講演を依頼され、そんな実力もないのに、出向いて行ったことがあった。人の前で話をするのは緊張を伴うが気持ちがいいものだ。
 その話のほとんどは定性的な事だ。企業経営をするために必要な知識が圧倒的に不足をしている事にも気づいていない自分がいたのである。私は、人に恵まれている。これまでに沢山の人たちが、気づきを与えてくださったからである。感謝。。
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