長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

暖かいと・・・

 この時期に、この暖かさは様々な場所に、ひずみをもたらしているようだ。ウインタースポーツの代表でもある、スキー、スノーボードにおいては、滑走可能なスキー場が少ない。
 したがって、スキー場だけではなく、その周辺の宿泊施設、飲食店にも暗い影を落としている。また、農家を営む知人は、白菜が玉状にならず、開いて化けてしまい商品にならないそうだ。
 その他の野菜も、余計に育ちすぎ、それはそれで困っているとのことだった。
 石川の隠れた冬の味覚『牡蠣』は、海水温が高いので身の入りが良すぎて、巨大化している。
 金沢の三茶屋街のカキなべの名店『みふく』でも見た事のないような立派な牡蠣が出てくる。さらに、冬物衣料もこの限りではないようである。暖かさがもたらしたひずみは、経済にも少なからず影響を及ぼしている。
 また、日本の繊細な技術や文化は、四季にならってつくり出されてきたという見方もある。暑いときは暑く、寒い時は、寒く・・・
 これは、単なる気候と思うなかれ、実は日本人の感性を醸成してきたものなのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ