長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

消火戦術に合わせる

 私たちが、消防車両の専用設計にこだわるのには理由がある。先ず、消防車両は、災害、火災など、人の生命財産を守るシチュエーションで使用されるという事実があるからだ。
 また、自治体消防であることから、それぞれの自治体には、それが抱える様々な事情がある。水利がぜい弱、道路事情が狭合、古い町並みなので下屋が低い、山間地、海が近いので錆を呼びやすい、等々、数えればきりがない。
 それらを、画一的な車両設計で満足させることができるはずがない。
 今日も、地元の消防本部の装備担当者が、製作中の車両をチェックしに来られていた。とても熱心であり、細かいところまで気づいたことを指摘してくださる。
 このような機会は、私たちにとってノウハウを蓄積できる場なのだ。それこそ、ネガティブに捉えず、貪欲に耳を傾け、現場で何を求められているのかを知ろう。
 消火戦術に合わせて専用設計車両をつくる。これらは、これからも普遍であり不変である。
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