日本初で世界初!
かねて、開発していたALPAS(アルミパネルシステム消防車両)とGFRPタンクをボディの一部として構成するハイブリッド車両が完成した。
この車両は、CD‐1型の3トン級フレームに1300リットルの水槽とサイドプルシステム、そして、後部に加納式電動ホースレイヤーNGN‐25Aを搭載する事が出来る最新鋭の車両である。
これまでの鉄骨に鉄板が構造材の車両では、この仕様は物理的に実現する事は不可能だった。しかし、ALPAS技術とGFRP(ガラスファイバー・レインフォースド・プラスチックス)のモノコック構造技術の融合により、今回の車両を実現する事が出来たのである。
この車両は、これまでの経験による車両構造体の構築からFEM(有限要素法)による、構造解析技術により可能となったもので、これまでの消防車製造のレベルを一気に引き上げることになるだろう。
積載水量1320リットル、乗車定員5名、サイドプルシステム、車体後部に電動ホースレイヤーを搭載し、車両総重量6400kg(シャシの許容重量が7300kg)の軽量ボディを実現したのである。この消防車両は、これまでの概念を覆し、消防活動に新たな可能性を開く画期的な車両となったのである。