長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ピサの斜塔はなぜ倒れないか

 中央教育審議会が21世紀を展望した我が国の教育のあり方について、答申を出している。その中で、資源に乏しく、人間の知的想像力が最大の資源である日本にとって、諸外国以上に科学技術の発展は重要であり、また、経済大国になった日本は、科学技術の面でも国際社会に貢献していく必要があるとしている。
 しかし、昨今、青少年の科学技術離れが指摘され、小・中学生の段階でそれらに対する興味や関心が低下しているという。
 前述した通り、日本は資源のない国であり、人間の知恵と工夫が最大限の資源なのだ。
 過日、ドイツを訪れた時、ミュンヘンミュージアムを視察した。そこには、子供たちが興味を示すように工夫された様々な物が、物理現象や、科学について身近なものを例に挙げて展示されている。
 なぜピサの斜塔が倒れないのか・・・それは重心位置が、塔が建っている基礎の中にあるからだ。重心がそれを超えてしまうほど傾けば、あっという間に倒壊する。
 こんな事が科学に興味を持ち、そんな眼で世の中を見ると様々な物の仕組みが見えてくる。子供達の科学離れを嘆くよりも、身近にいる私たちが、そんな環境をつくってあげられるのではないかと思ったのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ
↑ポチっと押して頂ければ幸いです