それでいいのだ！

　私たちが何かを比較する時、比較対象物があるから比較ができる。自分自身がどんな人間なのかは、比較する相手がいるから自分が視えて来る。
　幸せも、何かと比較して幸せだと感じるなら、それは絶対値ではなく相対値だ。無人島で一人で暮らすなら、自分自身が、どの様な人間なのかを知ることは出来ない。
　常識とは、ある一定の人たちが習慣的に思ったり、行動したりした結果出来上がるもので、それが真実ではない事がある。そんなことは世の中には沢山ある。
　特に、子供たちのことについては、親にとって悩みの種であることは今も昔も変わらない。誰かと比較して、一喜一憂しても仕方がない事が沢山ある。しかし、分かっていても悩むのが親なのだ。
　当然、こうあるべきだという正解もない。そう、子供たちはありのままなのだ。最低限世の中を生き抜くための知恵は、少しずつ教えて行けばいい。
　それも、一度言ってすべて理解できたら、世の中はもっと良くなっている。少しずつ、根気よく、そして繰り返し行う事だ。本能以外は、訓練によって成熟するのだ。
　だから私たちは人間なのである。。。時にはバカボンのパパのように言ってみよう。
　『それでいいのだ！』

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