山の遭難事故が多すぎる・・
このゴールデンウイークは、いつもと様相が異なる。毎年、この時期は晴天に恵めれることが多く。春山に入山する人が多い。
確かに、天候に恵まれた春山は森林限界を超えると素晴らしい眺望に出会うことができ、その美しさは、筆舌に尽くし難い。それが、春山の魅力である。
私がフォローしている穂高山荘のブログを見ていると、今回の遭難についてこのような記述があった。
《しかし、穂高でのこの数の多さはちょっと異常でしょう。それはなぜなのか……
端的に言うと「春の穂高に登るべきでない(登る技量のない)人が、大勢登ってしまっているから」ということです。》
(ブログより転載)
《「ほとんどスニーカー」という靴を履いていた方には「それ、雪入って冷たくないスか?」と尋ねると「ええ、冷たいです。」と返されて、それ以上会話になりませんでした。》
春山とはいえ、3000m級の高山は厳冬期と変わらない装備が必要だ。このトレランシューズに、軽アイゼンを付けて穂高を登ろうなどとは、厳しい時代に山を学んだ私たちには考えられない。
亡くなった方もいるので、死者にムチ打つことは控えねばならないが、十分な準備と経験者の元で少しずつステップアップすることが大切なのだと思う。
今回の事故で亡くなった皆さんのご冥福を願い、さらなる、事故が起こらないように祈りたい。
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