心が強いことがものづくりに繋がっているのではない
初代長野三郎が『世の中難しいことはあっても、できないことなどないはずだ』といった言葉が元になって『できないと言わない』というナガノイズムに繋がっている。
できないと言わない、という強い気持ちが原点にあって私たちはものづくりをしているのではない。
反対に、それをやったら面倒だ、こうすれば簡単なのに、という気持ちと戦いながらものづくりを行っているといったほうが正しいのではないかと思っている。
仕事が煮詰まってくると、お客様のために、というものづくりから、つくり手の都合を優先したものづくりになりがちなのは、気付いているはずだ。
それを、ナガノイズムをものづくりの中心に置き、ダメな物はダメだと言い切ることができるのが、マネージャーの資質だ。
わかるが故に妥協したいことも理解できるが、一度妥協してしまえば、すべてが妥協の産物となる。
私たちは、妥協しない。ナガノイズムをものづくりの中心に据えるのだ。それが私たちの存在価値なのである。