長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

奥穂高岳ー西穂高岳縦走・その1


 朝四時に起床し、窓の外を覗くと星空が輝いていた。ただ、風がとても強く山小屋の窓を叩いている。
 身支度を整え、御来光を待つ。空が薄ら明るくなってきたので、奥穂高岳山頂で御来光を見るために5時に小屋を出発。奥穂高岳山頂では御来光を拝む登山者で賑わっていた。
 目の前にはジャンダルムが雄大な姿を見せている。ここから先は進む登山者は極端に減る。日本アルプス最大の難所だと言われる所以だ。
 ジャンダルムに向かうには、馬の背、ナイフリッジを越えていかなくてはならない。岩陵がもろく、ここは、本当に慎重に進まなければならない。
 ジャンダルムは、遠くから眺めると険しく、登ることができるのかとも思うが、実際はそう難易度は高くない。
 私が登るすぐ後ろを中国人女性がぴったりくっ付いてくる。落石が起こる可能性もあったので、離れるように言ったのだが、言葉がわからないらしい。
 こんな山の上でもマナーの悪い中国人に会うとは思わなかった。
 ジャンダルムを下り、次に目指すのは天狗ノ頭だ。さて、続きはまた明日。
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