長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

奥穂高岳ー西穂高岳縦走・その2


 ジャンダルムを抜け、天狗ノ頭を目指す。途中コブ尾根を通過する。確かに、馬の背、ナイフリッジ等は危険だが、過去30年間この場所で事故は起こっていないようだ。
 事故が起きる場所は、何でもない場所が多く、ちょっとした油断が滑落事故を招くと言っていいだろう。
 ともかく、難しくはないがクライミング要素が満載で気が抜けないルートだ。
 途中、ルートを誤り、とんでもない場所をクライミングしてしまい、上にいた登山者から凄いところから登ってきましたね、と声をかけられた。ひやりとした出来事だった。
 天狗のコルから天狗ノ頭を登りピークから周りを見渡すと今来たルートが遥か彼方で見え、ジャンダルムの向こうに小さくなった槍ヶ岳の穂先が見える。
 間ノ岳のピークを過ぎたあたりで、動けなっている登山者に遭遇。身がすくんで動けないとのこと。この先、さらに険しい場所があるのに大丈夫なのだろうか。
 少しづつ、西穂高岳が大きく見えてくる。何時もなら、西穂独票からみるピラミッドピーク、西穂高岳はとても大きく見えるが、奥穂側から見たそれは、とても小さく低く見えたのは新しい発見だった。
 視点が変わると、見え方も大きく変わるのはビジネスと同じである。さて、この続きはまた明日。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ