知らないところで繋がる価値
女子霊長類最強と言われたレスリングの吉田沙保里を破ったのは、アメリカ初のレスリング金メダリスト、ヘレン・マル―リス選手だ。
彼女は、12歳の時、一度レスリングを諦めようとしていた。両親が彼女がレスリングを続けるのを反対したからだ。しかし、アテネオリンピックで吉田沙保里選手をテレビの向こう側で見た時彼女は、何としてもレスリングを続けたいと思ったのだ。
吉田沙保里選手は、彼女の憧れとなった。
そして、12年後彼女は、その憧れの吉田沙保里選手とオリンピックの決勝戦で顔を合わせた。そして、吉田沙保里選手にせり勝ったのである。
確かに、吉田選手は、RIOオリンピックで金メダルを取る事は叶わなかった。しかし、この12年間、世界中にレスリングを広め、多くの選手の目標となった。
彼女の頑張りは、ひとりの少女の夢を実現させたのである。それが、彼女が金メダルを取る以上の価値であったと私は思う。
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