東京はポカポカ

　朝一番のフライトで東京に向かった。小松空港は小雨だったが、だんだんと空模様が青空になってくるのが飛行機の窓から見て取れる。
　いつも思う事だが、この時期になると、太平洋側の青空が本当に羨ましく思う。天気が良いだけでやる気になるからだ。
　会合の会場の側には増上寺があり、東京タワーと青空に映えてとても綺麗なのである。
　さて、全国私学会会長会議がメルパルク東京で開催され、石川県の会長をお引き受けしている事から出席することになった。
　日本全国４７都道府県からそれぞれの代表者が参集し、私学と公立中学高等学校の授業料を含めた負担の差を解消するためのアピールを採択し、国会議員を通じて文科省に陳情される。
　私学に国費を投じる事を阻害していたのが憲法８５条だった。これには、『公金その他の公の財産は、公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない』とある。
　すなわち、私学は公の支配に属さないというひとつの判断があった。
　しかし、教育は公であろうと私学であろうと、日本国民の子供達に資することは間違いがないのだ。私見だが、公の財産（税金）が他国の学生に多く投じられている反面、経済的な事情で、進学を諦めざるを得ない日本の子供達がどれだけ多くいることだろう。
　教育に投資しない国は滅びる。教育に関する予算は多すぎることなど無いと思ったのである。

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