日本で初めての挑戦
日本の免許制度は、来年から変更されることになるが、その影響を少なからず私たち消防車メーカーも受けることになるだろう。
私たちが開発した超軽量技術は、現在の車両総重量を制限とした免許制度にも大きなアドバンテージを得ることができる。
ALPAS(アルミパネルストラクチャー)システムにより開発された消防車両は、総重量が11トン未満の重量制限の中で3000リットルの水槽の搭載を可能にしたのだ。
これまでの鉄骨と鉄板での在来技術では、この仕様は不可能だった。さらに、軽量化のために工夫を凝らし、日本で初めて中型免許で運転できる3000リットル水槽搭載の消防車両が実現したのだ。
さらに、ハイルーフ、オールシャッター構造であるにもかかわらず500kg以上の資機材を搭載することができる。
細部までデザインをブラッシュアップし完成した車体はこれまでのものとは一線を画する。困難に挑戦することは私たちを成長させてくれる。
様々なノウハウを吸収することが、次のステップに進む機会となるのである。