長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

半値・八掛け・二割引き・・

 事実以上に種々のことが付け加わり、物事を複雑にする事を『尾ひれはひれがつく』という。
 この語源は、魚の腹びれのことだ。 釣り上げた魚は、本当は小さかったのに、他人に話しているうちに腹びれや尾ひれが凄く立派な魚だったと、大げさに言ったのである。
 私たちの日常には、このような事が山ほどある。人から聞いたことに尾ひれを付け膨らませ、さも事実の様に話してしまう。また、『〜かもしれない』が『〜みたいよ』となり『〜なんだって』と言葉尻が変化していく。
 これは、その内容も、受ける印象も全く違ったものになるのだ。不確定な情報を、確定的な情報の様に人に話す。それは、事実確認もされずに、事実として伝わる。
 その結果、何が起こるかを深く考えない。小さい組織にも、それなりの規模の組織にも問わず、日常的に起こっているはずだ。これは、組織を危機に陥れる可能性をはらんでいる。
 問題のある話は、その事実を確認する必要がある。人の話をそのまま真に受け、自分の私見を加えて話を大きくするのは罪だ。自分自身も、これまで正確に情報を伝達しないで、問題を大きくしたことがある。
 これは、普通に起こる事だ。特に悪い情報は、半値・八掛け・二割引きで・・・
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