長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

糸魚川の大火に思う・その3

 元消防官から今回の糸魚川大火についてコメントを頂いた。やはり、プロは見ている所が違うと感じた。
 先ずは、火元となった中華料理店の玄関が燃え残っている事に着目していた。この事から火は後方に周り水平に走ったのではないか、また、長屋状にになっている対象物の状況から初期消火が難しかったのではないかと仰っていた。
 三十年ほど前に発生した、金沢の奥座敷西の茶屋街での火災は、長屋状で、且つ建物が背中合わせになっていた事から、正面からの注水しかできず鎮火に手間取った。今回はその時の状況に似ているのではないかと仰った。
 また、フェーン現象により吹いた山からの強い風は、火の粉を飛ばし、それが屋根瓦の間に入り燃え広がる事があるのだそうだ。
 彼らの話は実に興味深い。私たちは、火災現場を知る事で消防車づくりにそれを生かすことができる。
 現場の声に耳を傾け、有事の際に本当の意味で役立つ消防車づくりをおこなう事が使命だと思う。
 この度、被災された皆様が一日も早く日常を取り戻せるよう心から祈念申し上げたい。
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