さよならソフィー

　交換留学生として、金沢に来ていたソフィー・ワンダーさんが一年の留学期間を終えて、母国のオーストラリアに帰国することになった。
　彼女は、時間に正確で、礼儀正しく、綺麗好きで、好き嫌いも殆どなかった。
　とても、穏やかで、何時もニコニコ笑っていた。彼女を受け入れたホストファミリーは総じて良い子だったと語る。
　ある意味、もっと積極的にワガママを言ってくれても良かったと思う。
　多感な時期に、全く異なる文化を持つ国で生活することは、人生に大きな可能性を与えてくれる。
　小松空港には、彼女をホストした、ホストファミリーや友人が彼女の見送りに集まった。あっという間の一年だったと思うが、やはり送り出すのは寂しいものだ。
　ソフィー、また何時でも金沢に帰っておいで、あなたの第二の故郷になったのだから・・

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