業界の構造を変える
消防車業界は、この時期はどのメーカーも最後の追い込みを行なっている。
本来ならば、消防車両は入札のカテゴリーからいえば物品契約ではなく請負契約だ。しかし、慣例から物品の扱いとされている。
したがって、年度を越えての納車は基本的には認められてはおらず、年度内納期を守るために、製造現場にかなりの無理を強いることになる。
昨今では、日本政府が労働時間短縮(残業の削減)をうたっているが、目標の数値を示すだけでは片手落ちだ。
公の発注の仕組み自体もセットで考慮しなければ、業界が抱える問題は解決できない。問題の本質を理解しなければ何事も前には進んでいかないのである。
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