長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

私たちの誇り

 六年の歳月をかけて開発した、消防車両の超軽量技術ALPASスーパーストラクチャーは昨年完成をみた。
 今期は十四台のそれを納車することができた。その内の一台を運用している消防本部を訪問した。そして、消防職員からいただいた言葉は、私たちがやってきたことが間違いなかったことを証明したのだ。
 『先日、発生したゴルフ場の火災は、水利不良地帯であり、そこまでゴルフカートが走る道を通って火点へ到達することができた。中型車両では、水利部署した場所から何十本ものホースを延長しなければならなかっただろう。CD-1型に1300リットルの水を搭載することができたことは消防戦術に可能性を与えるだけではなく、隊員の疲労を防止し、素早い消火を可能にしてくれた。この消防車両は私たちの理想の消防車両だ』
 私たちにとって誇りに思える一瞬だった。お客様が求めていることに真摯に向き合いこれからも社会の役に立つ技術開発を行なっていこうと思ったのである。
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