長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

老舗の技術

 日本には創業100年を超える老舗企業が大小問わず、10万社以上あると言われている。一方では、お隣の韓国には三代続く企業がないと言われるほど、企業の寿命は短い。
 『商人のアジア』、『職人のアジア』という概念を提唱している人がいる。商人だからこそ創業者は才覚を発揮して急成長する事が出来るが、コアになる技術を持たないため創業者が居なくなれば直ぐに没落してしまう。
 一方で、職人は技術を磨きそれを継承するのに何代もかかり、急成長する事はないが、その技術をコアとすれば時代の変遷を乗り越え、何代にも渡り事業を営んでいくことができる。
 金沢には福光屋という造り酒屋があるが、福光屋は麹の技術を応用し化粧品を開発した。お酒と化粧品は何の関係もなく見えるが、根っこで繋がっているコアの技術は同じだ。
 私たちは、今年、創業83年を迎えるが、私たちの連綿と受け継いできたコアの技術とは何かを明確にしなければこれから先を生きて行くことは難しい。
 私たちをこれから先、支えて行くコアの技術とはなんなのか。これが私たちの企業を成長させるキーワードになるのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ
↑ポチっと押して頂ければ幸いです