人生の扉
竹内まりやがデビューしたのは今から39年も前のことだ。私たちが学生の頃、彼女の歌をよく聞いた。
青春時代の心に響く歌声だった。彼女も、もう62歳になる。当然、私も歳をとった。
彼女の歌に『人生の扉』という歌がある。その中にこんな歌詞がある『満開の桜や、色づく山の紅葉をこの先いったい何度見ることになるだろう・・』
多分若い時は、このような詩は耳をすり抜けてしまっただろう。しかし、それなりに歳を取り人生の終焉が何となく見え始めると、こんなフレーズが心に引っかかる。
そう、人生は思うほど長くはない、その時間を何に使うかが自分たちの人生を大きく左右する。つまらないことに時間を使う暇などないはずだ。
私たちの企業に集う人たちは、何かの縁で集まっていると思う。当然、何となく会社の門を叩いた人や、誰かの紹介できた人もいるだろう。
でもそれも縁だ。様々な問題も私たち自ら解決して行かなくてはならない。誰かがしてくれるわけではないのだ。
私たちは今、戦後の復興期に死に物狂いで働いてくれた先人が築いたベースの上で生きている。私たちが今、頑張ることがこれから後に続く子供達のベースになる。
何もしなくとも流れていく時間を大切に使おう。
そう、人生は思うほど長くはないのだ。
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