長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ギミックなものはいらない

 消防車両にもデザインを取り入れようと決めたのは2011年のことだ。
 デザインを消防車両に取り入れる際にひとつの方針を定めた。それが『Form follows fanction(デザインは機能に従う)』である。
 デザインありきではない。機能がありデザインがあるという考え方だ。その実現の為にデザイン大国といわれるドイツスカラデザイン社に消防車両のコンセプトデザインを依頼した。
 彼らの考え方は非常にシンプルだ。必要か否か。それを表現する為にシンプルな直線の組み合わせの中に、柔らかな曲線を融合させる。そして、それに意味を持たせている。
 消防車のデザインにギミックなものはいらない。無意味なものは必要ないのだ。それが私たちのデザインのコンセプトであり、過酷な災害現場で使いやすく、感覚的に確実に操作できる車両となる。
 今回、日本で初めて市場に投入される難燃性GFRP車両は、コンセプトのもとにデザインされ、お客様の下にお届けできるだろう。それには、いくつもの壁を乗り越えねばならないのだが・・・また、それも仕事の楽しさなのである。
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