長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

デパ地下のおばさん

 デパ地下の食材売り場である店員が店先に立つと売り上げが30%以上高くなるそうである。
 その店員の行動を分析すると二つのことが分かった。ひとつは常に動き続けているということだ。人間は動くものを目で追うという習性があるそうで、動き続けることでお客様の目を引く。もうひとつは試食を進める際に、試食をお客様に渡してから目をそらすという行動を取っていた。
 この行動も、『試食をすると買わなくてはならなくなるのでは』というお客様の心理的な不安を取り除くことが出来るそうで、気軽に試食にお客様が集まってくる。
 それが次のお客様を呼び寄せるという連鎖が起こり、その結果売り上げが向上しているのである。
 出来る社員や、売れる社員には必ず理由が存在している。そしてその理由は『大きな違いや、誰にでも真似ができないものではなく、小さな違いで誰にでもできること』なのである。
 『人』という文字は変わらないが、時代、世代が変わり私たちはそこに大きなギャップを感じている。これはどの企業も同じなのではないだろう。
 苦労して身につけたスキルがマニュアル化され、誰でもできるスキルになるのだろうか。いや、過程があるから応用が効く。さらに深めるには、自分のものにせねばなるまい。
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