長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

富山のソウルフード・鱒寿司


 しっとりとした鱒をちょっと強めの酢飯(シャリ)と合わせたそれが私の好みの鱒寿司だ。
 これまで、鱒寿司は高速道路のサービスエリアでしか買い求めていなかった。それも大手の○○もとが鱒寿司だと思っていた。
 しかし、早月尾根から剱岳に登頂した時、持って行った鱒寿司を山頂でいただいていたら、地元の人から『どこの鱒寿司』と尋ねられ、それを見せると『あー』という反応だった。
 地元の人は、大量生産されたものはあまり食べないらしい。自分たちのお馴染みの小さなお店で作られたこだわりの鱒寿司を持っている様だ。
 それが鱒寿司の暖簾会で13軒のお店で構成されている。それぞれのお店に味の特徴があり、大量生産されたそれとは一線を画している。
 今回は2軒の鱒寿司を食べ比べたがどちらも、これまで食べていたものに比べると本当に美味しかった。鱒のレア度、酢飯の酸味、酢飯の押し具合をバランスよく表現している。
 小さなお店は大量生産には向かないが、自分たちのアイデンティティをしっかりと持ち、私たちの舌を楽しませてくれる。
 世の中を見回してもこだわりのお店は一過言を持っている。日本っていいなと思う瞬間だった。
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