長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ドイツにジャガイモの栽培方法を教える・その2

 この話の前段には、奇跡のリンゴと言われた木村秋則氏の経験がある。
 800本あったリンゴの木の半分を枯らし、現金収入がないので、貧乏のどん底を経験した。子供達は5円のチョコレートを三日間かけて食べた。5kg入りの米が買えず、1kg入りの米をおかゆにし、雑草をおひたしや胡麻和えにして食べた。
 町で一番貧乏な家と言われた。
 そこまでして無農薬のリンゴ栽培にこだわった。リンゴは農薬無しでは栽培できない果物の最たるものなのだ。
 リンゴの収穫の時期、収穫するリンゴがないので、リンゴの木についた害虫の卵の数を数えたり、その習性を観察したりした。そして、土にヒントがあることに気づく。
 部分を見るのではなく全体を見る。自然の生態系の中でリンゴも人間も存在している。
 これが、ドイツにジャガイモの作り方を教えることにつながって行くのである。自然にはひとつの法則がある。それは、自然だけではなく多くの人間社会の出来事に当てはまる。
 こんな地球規模の俯瞰的な視点で物事を見る木村氏は宇宙人かもしれない。
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