長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

失敗から学ぶ・・剱岳北方稜線その1


 まず第一の原因は思い込みだ。剱岳の北方稜線は、バリエーションルートであり、総合的な登山技術がなければ入山は控えなければならない。
 山岳警備隊や遭対協の知人からも、山岳ガイドまたは十分にルートを熟知した人との行動がベターだと助言を受けた。
 今回は、情報収集と調査を行い準備を整えた。それがベストだったかといえば、やはり足りなかったのだろうと思う。
 ベースとしたのは、池の平小屋である。池の平小屋は、立山室堂から別山を越え、劔沢に下降する。長い劔沢の雪渓を下るが、劔沢の雪渓はかなり荒れており、クラック、シュルンドがいたるところに出来ている。
 劔沢の小屋で情報を収集し、危険箇所をトラバースしながら真砂の小屋に向かう。真砂の小屋からは、二股のつり橋を経由して仙人峠を登り返し、池の平小屋に到達する。
 定員が20人ほどの小さな小屋だが、この時期の週末は欅平黒部ダム、北方稜線を目指す登山客でいっぱいになる。今回も定員が20名のところ25名の客が入りパンパンだった。
 また、この小屋からは、裏劔を望むことができる。八峰の雄大な眺望は、正に筆舌に尽くし難いのである。
 夕食は、名物のカレーだ。疲れているときにはスパイシーなカレーは食事が進む。
 さて、お腹もいっぱいになった。消灯は20時30分である。テレビもラジオも何もない世界で、時間を過ごすのは、現代社会ではやろうと思ってもできないことのひとつだ。
 さて、明日のために早く就寝するとしよう。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ
↑ポチっと押して頂ければ幸いです