紙一重・・・
1979年8月16日、私は17歳の高校生だった。
甲子園球場で行われた第61回全国高等学校野球選手権大会は史上稀に見る死闘となった。石川代表星稜高校対和歌山代表箕島高校は、素晴らしいゲームを繰り広げ、延長18回激戦の末、箕島高校が栄冠を勝ち取った。
当時、テレビの前にかじりつき声援を送ったことを昨日のように覚えている。追いつき、追い付かれを繰り返す激闘は、見ているものを感動させ「カクテル光線に照らされた筋書きのない、それでいてものすごい迫力のあるドラマ」と新聞は書きたてた。
まさに紙一重の試合と言えた。紙一重とは栄冠を掴むためにこれ以上できないというほどの努力を重ね全力でプレーした者のみ体験できる神の領域だと思う。
そう紙一重は神一重なのかも知れない。
↑ポチっと押して頂ければ幸いです