全ては宇宙の采配
本を整理して以前に読んだ本を手にとった。
『大事な事は、目に見えるものや、地上に出ているものではない』
木村秋則氏が作るりんごは『奇跡のりんご』と呼ばれる。二年経っても腐らず、水分が抜けて枯れていくだけである。
普通のりんごの木の根っこは数メートルしかないが、木村さんの栽培する(木村さんは栽培ではなく手助けしているだけと言う・・)りんごの木の根っこは数十メートルにも及ぶという。
これは目に見えない、土の中を自然の生態系に近づけた事により、得られたもので一朝一夕にできたものではない。彼は『目に見えない部分』に気付くまで8年もの間、無収入になりやっと今にたどり着いた。
彼は言う『通常地上に出ている作物の二倍の長さの根っこが土の中に張っている』目に見える部分『1』に対して見えない部分は『2』以上だ。
人に例えるとどうだろう。私たちの表に出ていない、自分自身の土壌と根っこはどうなっているのだろう。目に見えない部分は見ようと努力しなければ見ることは難しい。
ここに企業経営の大きなヒントがあることに気付く。
『全ては宇宙の采配』人知が及ぶことがない力に導かれている様に思えてならない。
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