長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

誇り高き武士道

 昭和17年3月2日、ジャワ海北西海域で連合軍と日本海軍が戦い、二隻のイギリス海軍艦艇が撃沈され、450名のイギリス兵が漂流した。
 それを、日本海駆逐艦『雷』が発見し、420名のイギリス兵を救助した事実がある。雷の艦長の名は工藤俊作と言った。この海域は、敵潜水艦による攻撃が激しい非常に危険な海域だったにもかかわらず、一部の人間を残し、総員でイギリス兵の救助にあたった。
 そして、貴重だった真水で彼らを洗い、衣類や食料を与え、病院船に引き渡したのである。その中にサムエルフォール卿が居たのである。彼は、自伝『マイ・ラッキー・ライフ』にこれを記し、この事実が明るみに出たのである。
 工藤俊作は、一切この事実を語る事がなかった。彼は、誇り高き日本人に敬意と感謝の念を忘れないと語っている。
 私たち日本人は、今でも誇り高き民族だろうか。考えさせられる、史実である。
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