長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

GFRPストラクチャー見参!


 昨年から準備していたGFRPモノコックストラクチャを採用した分団車両第一号(ノンタンクタイプ)が金沢市消防団に納車された。
 私たちは消防団車両の在り方を議論し、これからの分団車両のあるべき姿をイメージし計画してきた。その思想は『Form follows fanction』形態は機能に従う、の思想である。
 人の命と密接な関係にある災害現場では、どうあるべきかという思想が優先されると思っている。確かに、運転免許制度の改正により、普通車免許は総重量3.5トン未満となった。
 しかし、私たちは3.5トンの運転免許制度によりあるべき消防車両の機能が制約されてしまうのは誤りだと思っている。運転免許制度が3.5トン未満となったのならば準中型免許を取得し、消防車両を運用すれば良い。
 3.5トン未満の消防車両は走行用エンジン、ポンプ駆動用エンジンは非力であり、当然ポンプ性能は規格をクリアーしていたとしても大幅に低下してしまう。これでは本末転倒だ。
 私たちが今回市場に投入したGFRPモノコックストラクチャーを採用した分団車両は2タイプである。ひとつは、軽量化した重量を水槽容量に振り、分団車両として日本初の1500リットル水槽を搭載している。もうひとつは水槽部分をストレージ化し、大型の資機材を搭載できるようにしたものだ。
 地域の特性を考慮し、選択して頂けるように開発を進めたものである。
 これらの車両は、これからの分団の活動の在り方に一石を投じることになるだろう。どうあるべきか、深く考え企業活動を行っていきたい。
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