長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

プロとの差

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 アルパインライミングの技術のひとつとして学び始めたアイスクライミングだが昨今、事故が多発している。

当日の気温、氷の状態、それによって使用する道具の選択も経験を要する。プロと呼ばれている人たちと、そうで無い人たちの違いは安全基準の差がそのひとつだと思う。

 彼らの幾つもの細かい配慮。

 過日も山岳ガイドが、氷の状態を見極め、アイススクリューの材質を変えていた。また、何気ない一連の動作の中で指でロープをしごきキンクをとり、傷をチェックしている。

 ロープは使い方によってキンクし、濡れたものをそのまま放置すれば縮み、さらに時間の経過とともに短くなる。そんなことを見えない所でチェックし、管理している。

 私たちの仕事に置き換えれば、消防車両の安全基準は定められたものだけでは無く、使い手の立場に立って、何故そうつくるのかというひとつの思想の下に実現される。

 それは表から見える部分では無く、見えない部分のつくり込みによるものが少なくないのだ。

 プロとの差は安全基準の差・・これはどの様な世界でも共通の認識なのかもしれない。

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