石川県の食料自給率
石川県は加賀百万石の米どころというイメージが強く、確かに石川県での平成18年度のお米の自給率は166%で全国平均の94%をはるかに上回っている。
しかし、過去の加賀百万石の栄光は地に落ち、現在では富山県283%、福井県248%と比べても北陸3県で最も低い水準となっている。
また、お米を除いた食料自給率は何と13%しかなく、お米以外のほとんどの食材は他国、他県に依存していることが分かる。
これは石川県としては大きな問題だと私は思う。その背景には農業で生計を立てられないなど様々な問題点があるのだと思うが、長期的な展望に立った農業政策を誤った結果は否めない。
現在、加賀野菜をはじめとした、加賀ブランドを発信しているが、実際は生産量はとても少なく、地産地消しかできないのが現状なのかも知れない。
いずれにせよ、今日このお話をしてくださった、丸果石川中央青果株式会社の岡嶋さんは政策フォーラムのメンバーでもあり、これまでも様々なことを議論してきた仲間のひとりだ。
岡嶋さんはご自分の企業のことだけではなく農業全体のことを良くお考えになっておられると感じた。
この様な経営者がもっと増えれば政治家を選ぶ視点も変わってくるのにと思う。
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