長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

工場見学と自転車の完成

 今日は本社と車両事業部の管理部門は公休日だ。車両事業部の製造部門はこの時期、お休みは日曜日だけとなる。受注が集中することで必然的に納期も集中し、工期がタイトになる為である。
 もう少し、受注が平準化されればもっと、工期にもゆとりが生まれコストも必然的に低くなるが、これが上手くいかないのが悩みのひとつである。
 さて、今日は滋賀県からのお客様をお迎えし、工場見学の対応をする。これで今年も述べ150名以上の方々がお越しになられた。機関員研修会も何度行っただろう。消防車両をあつかう際に必要な原理原則をご理解頂くことは消防車製造メーカーとして必要な事だと思う。
 私たちはハードを提供することに、偏ってしまうのではなく、ソフトも十分に理解し、お客様に提供できなくてはならないと考えている。出来る限り、お客様に原理原則を伝え、ご理解頂く事が、消防活動の充実につながると信じたい。
 お客様をお送りした後、改修に出していた自転車が出来上がったと連絡があったので早速引き取りに伺う。思った以上に丁寧に作業をしていただいた。
 約18年を経過したフレームがクロスバイクとして蘇った。古いものである為部品が無いものがあったのだが、それを手作りで作成して、完成させてくれていた。
 とても手間がかかっただろうに、言葉少なに、『ここは部品を作って対応しておきました』とさらっと仰る。
 ここに、ものづくりの哲学の共通した部分を感じた。お客様の要求に答え、無いものはつくればよい。そして最終的にお客様の期待にこたえることがプロであることをさらっと見せてくれた。
 とても信頼がおける。今後長いお付き合いを願いたい。私たちの行動が顧客側から見たとき、信頼のおける行動になっているか今日は良い気づきを頂いた。
 明日が楽しみである。
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